Maven 試してみる② プロジェクト作成編 

プロジェクト作成


Mavenでの開発でもまず最初にプロジェクトを作成します。やり方は簡単。

コマンドプロンプトにて、任意のフォルダに移動して、(ここではC:\work)以下のコマンドを打ち込む

C:\work>mvn archetype:generate
②上記コマンドを実行すると、以下のようにアーキタイプ選択が表示されるので、アーキタイプを選択する。
Choose a number or apply filter (format: [groupId:]artifactId, case sensitive co
ntains): 139:
アーキタイプとは、プロジェクトの目的に応じたテンプレートみたいなもので、今回の139番では単純なJAVA開発に使える構成のプロジェクトが作成される。この他にも102番ではJAVAによるシンプルなWeb開発に適したものなど、数百種類のアーキタイプが存在する。今回は試しに139を入力してEnter。

③次に以下のようにアーキテクトのバージョンを選択する。

Choose version:
1: 1.0-alpha-1
2: 1.0-alpha-2
3: 1.0-alpha-3
4: 1.0-alpha-4
5: 1.0
6: 1.1
Choose a number: 6: 6
今回は最新版の1.1を選ぶ。6を入力してEnter

④その次は以下のような設定が1行ずつ表示されるので設定する。

Define value for property 'groupId': : jp.co.sado
Define value for property 'artifactId': : calc
Define value for property 'version': 1.0-SNAPSHOT:
Define value for property 'package': jp.co.sado:
groupIdは、プロジェクトのグループID
artifactIdは、作成するプロジェクトの名前
version、パッケージはこのままデフォルトで作成する。
最後に作成しますか?とYを入力する画面が表示されるので、Yを押すとプロジェクトが作成される。

⑤これで完了です。以下のような構成でプロジェクトがC:\workに作成される。

Mavenの構成


・srcフォルダ直下
→プログラムに必要なソースコードや設定ファイルを作成する。
・testフォルダ直下
→テストに必要なソースコードや設定ファイルを作成する。

Mavenではファイルを設定する場所が決まっていて、アーキタイプで決められたフォルダ構成に従って開発を進める。

pom.xml


プロジェクトの情報を記述したxmlファイル。ライブラリの依存関係などをここで記述していきます。詳しくはもうちょっと先で。

では次回は、App.javaとAppTest.javaに実際にコードを書いてビルド実行まで行きたいと思います。