ORACLE RAC環境構築 GNSへのドメイン委任のためのDNS構築

GNSへのドメイン委任のためのDNS構築

備忘録として残す。
Oracle Grid Infrastructureのインストール時に、GNSを使用する場合、サブドメイン(クラスタ・メンバー・ノード)に対する名前解決要求がGNSへ委任されるように、DNSを構成する。

クラスタ名.example.com  A  192.168.11.200

  • DNSでGNSサブドメイン(クラスタ・メンバー・ノード)へのアドレス解決を依頼するために、NS(エヌエス)レコードで、BIND構成エントリを作成します。

 xxxxxx.example.com  NS  クラスタ名.example.com
※ xxxxxx.example.comは委任するサブドメイン

vi /etc/resolv.conf

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search xxxxxx.example.com example.com
nameserver xxx.xxx.xxx.xx(有効なDNSサーバ)

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GNSを使用した時の、ネットワーク例

クラスタノードがnode1,node2の二つだった場合

ID 種類 アドレスの割当て元 解決方法
GNS VIP 仮想IP ネットワーク管理者が固定 DNS
ノード1パブリック パブリックIP 固定 GNS
ノード1 VIP 仮想IP DHCP GNS
ノード1プライベート プライベートIP 固定またはDHCP GNS
ノード2パブリック パブリックIP 固定 GNS
ノード2 VIP 仮想IP DHCP GNS
ノード2プライベート プライベートIP 固定またはDHCP GNS
SCAN VIP 1 仮想IP DHCP GNS
SCAN VIP 2 仮想IP DHCP GNS
SCAN VIP 3 仮想IP DHCP GNS