AmazonEC2無料枠 見落としがちなルール

先日、AmazonEC2の登録からインスタンス起動までの記事を書きました。

無料枠でやっているつもりが、課金されてた!・・なんてことがないようにもうちょっと詳しく書こうと思います。(2012/06/07時点での記載なのでそれ以降は変更があってもご了承)

アマゾン ウェブ サービス(AWS) には無料使用枠について以下のように記載されています。


<2012/06/07 サイトから抜粋>


AWS 無料使用枠(1ヵ月毎):
Amazon EC2 Linux マイクロインスタンス使用 (613 MB メモリと、32ビットと64ビットプラットフォームサポート)750時間 – 毎月継続的に実行するのに十分な時間*
Amazon EC2 Microsoft Windows Server マイクロインスタンス使用 (613 MB メモリと、32ビットと64ビットプラットフォームサポート)750時間 – 毎月継続的に実行するのに十分な時間*
Elastic Load Balancing 750時間に加え 15 GB 分のデータ処理*
Amazon Elastic Block Storage 30 GB に加え、100万 I/O、スップショット ストレージ 2 GB*
Amazon S3 ストレージ 5 GB、20,000 Get リクエスト、2,000 Put リクエスト*
Amazon DynamoDB 100 MB のストレージ、書き込み容量 5 単位、読み取り容量 10 単位**
Amazon SimpleDB マシン時間25時間とストレージ 1 GB**
Amazon SWF ワークフロー実行1,000個までは無料。アクティビティタスク、シグナル、タイマー、マーカー合計10,000個と30,000ワークフロー日も無料で使用可能**
Amazon Simple Queue Service 100,000 リクエスト**
Amazon Simple Notification Service 100,000 リクエスト、100,000 HTTP 通知、1,000 Eメール通知**
Amazon Cloudwatch 10メトリックス、10 アラーム、100万 API リクエスト**
すべての AWS サービスを総合して、帯域幅「送信(アウト)」15 GB。*
これらのサービスに加え、AWS のアプリケーション構築・管理に役立てていただくため、AWS Management Console を無料でご利用いただけます。


一見これをぱっとみてしまうと、「お、普通に個人利用で使う分には無料で使えそうだな」と思ってしまいます。

見落としがちな個所 1 (Elastic IP アドレスについて)

しかし、別ページのわかりずらい個所にAmazon EC2(安全でスケーラブルなクラウド上の仮想サーバー)| AWS以下のように書かれています。
Elastic IP アドレス


使用中の Elastic IP アドレスには料金は発生しません。

$0.01/添付されない Elastic IP アドレス/時間
$0.00 / Elastic IP アドレスのリマップ - 最初の100リマップ/月
$0.10 / Elastic IP アドレスのリマップ - 100を超える場合の追加リマップ/月

まず先にElastic IP (以下EIP)を説明すると、EIPとは各インスタンスに、グローバルIPを割り当てる機能です。

これを割り当てないと、Start,StopするたびにIPが変更されてしまう可能性があります。

無料使用枠について話は戻しまして、インスタンスが「起動」しているIPに対してEIPを割り当てても無料なのですが、「停止」しているインスタンスに対して、EIPを割り当てたまま放置しておくと1hに$0.01課金されます。といった内容です。わかりずらい。。

停止したまま放置しておくのは注意!こんなことになってしまいますw$0.14・・。14時間放置した後に気付いたので課金されてしまいました。。。



無料枠がわからないうちは、細目にAccountActivityチェックした方が良いかもですね。

見落としがちな個所 2 (インスタンスについて)

まず、マイクロインスタンス使用1つに限ります。二つ以上使うと課金されるので注意です。インスタンス数には依存しない)

そしてインスタンスの種類によって、有料と無料があるので注意です。
※以下のように、無料のインスタンスには★マークがついています。


インスタンスタイプはt1.microにしましょう。こちらも★マークがついています。


とりあえず、運用開始時はAccountActivityをまめにチェックしましょう。ご利用は計画的に!