Windows OS起動時、Oracle DBインスタンスが立ち上がらない時の対処法

OS起動時にORACLEインスタンスが立ち上がらない!


OracleのDB接続には製品認証とOS認証があるが、OS認証を可の設定にしていると、OS起動時にDBインスタンスが立ち上がらないことがある。

原因は下記のようになっている。

OS起動→Windowsログインに時間がかかる→→→→→→→→↓
 ↓→Oracleサービス起動→認証したいが間に合わない →→DB起動してない!
OS認証可能かどうかは%ORACLE_HOME%\network\admin\sqlnet.oraの下記の項目から参照できる。
SQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES= (NTS)・・・ windows認証可能
SQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES= (NONE)・・・windows認証不可能
※OSにログインしているユーザーがグループ「ora_dba」に所属しているNTSというのは、OSでログインして認証を得ているユーザーはOracleへの接続を認めるようにする設定です。

Oracle10だとデフォルト設定で、windows認証可能になっているため、OS起動時インスタンスが立ち上がっていないなんてことが多々ある。

めんどい人はwindows認証不可能にしてしまいましょう。

対処法


なので対処法としては下記のように製品認証にてログインし、コマンドを打ちます。
set ORACLE_SID=DBインスタンス
sqlplus /nolog

SQL> conn sys/パスワード as sysdba
SQL> startup open

なお、停電などで異常終了した後に立ち上げた場合も同じような現象がおこることがあるので、上記コマンドで解決できます。


備忘録でした。